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「ロッドマン訪朝はブックメーカーの企画」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.23 10:10
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米プロバスケット(NBA)スターのデニス・ロッドマンの北朝鮮訪問は、アイルランドのブックメーカーの企画で行われたものだと、ニューヨークタイムズ(NYT)が20日(現地時間)報じた。

ロッドマンは北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記と会うほか、北朝鮮バスケット選手を指導するため、19日に3度目の訪朝をした。NYTはロッドマンの最近の2回の訪朝がアイルランドの世界的ブックメーカー、パディ・パワー社の作品だと伝えた。

 
これによると、同社がロッドマンの商品性を初めて認識したのは2月、ロッドマンの最初の訪朝だった。金正恩との親しい関係を誇示するロッドマンを見たパディ・パワー社は当時、ローマ法王ベネディクト16世が退位を発表すると、「次期法王」を予想する賭けを開設し、ロッドマンを利用することにした。

ガーナのピーター・タークソン枢機卿が黒人で初の法王に選出されるという観測が強まると、パディ・パワー社は「黒人が法王になればイベントに参加したすべての人にベッティングしたお金をすべて払い戻す」という破格的な提案で参加を誘導した。そして黒人のロッドマンを偽物の法王公用車に乗せて法王庁を訪問するイベントを演出、人々がタークソンにベッティングするよう雰囲気を盛り上げた。3月に白人のフランシスコ法王が選出されると、パディ・パワー社は大金を稼いだ。

同社はロッドマンを利用し、平壌(ピョンヤン)で世界的な規模のバスケット大会を開催する計画を立てた。「平壌のBIGBANG」と名付けたこの大会を開催するために、ロッドマンは8月にまた北朝鮮を訪問した。バスケット好きの金正恩はロッドマンの提案を快く受け入れ、自分の誕生日の来年1月8日に平壌で大会を開催することにした。

大会は元NBA選手を多数出場させ、北朝鮮代表チームも参加し、トーナメント方式で行う計画だ。パディ・パワー社側は「この大会で賭けはないだろう」とし「信じがたい歴史的なイベントを開く唯一無二の機会」と意味を与えた。大会を通じて、どのような方法で収益を生み出すかについては説明しなかった。NYTは、この大会は米国で事業を拡張中のパディ・パワーの認知度を高めるのに役立つだろう、と伝えた。

同社は2008年、オバマ米大統領が最初の任期を終わることができるかどうかという賭けをするなど、論議を呼ぶイベントを少なからず開いてきた。

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