FRB量的緩和縮小へ…世界経済が“点滴”を抜く
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.20 10:31
米国が量的緩和縮小の「川」を渡ることを決めた。米国中央銀行である米連邦準備制度理事会(FRB)は18日(現地時間)、2日間の公開市場委員会(FOMC)会議を終えた後「現在の月850億ドルの資産買い入れ規模を、来年1月から750億ドルに100億ドル縮小する」と発表した。米国の量的緩和の縮小は世界経済が正常化に向けて第一歩を踏み出したことを意味する。それはまさに通貨量の縮小だ。米国は過去5年間、経済を再生するために3兆ドル以上の金融緩和を行った。過剰な流動性の甘い汁を楽しんだ世界経済は、その資金が再び米国に吸い込まれていくうず巻きに直面することになった。
量的緩和を通じて市場に資金を強制的に注入するのは患者に「点滴」をするようなものだ。点滴に依存して応急室にあまり長く居座っていれば患者の状態がさらに悪くなる可能性がある。適切なタイミングを見計らって自ら食べ物をとり、運動も始めてこそ体力が正常に戻る。FRBはそのタイミングがまさに今だと考えたのである。