【社説】悪質デマの震源地となった韓国の芸能人売春捜査
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 10:08
芸能人の売春疑惑捜査が停滞状態だ。検察が年内の捜査終結方針を明らかにして、うやむやになってしまうかもしれないという憂慮が出てきている。どうにもできず悪質デマに名前を挙げられた女性芸能人だけが、人格殺人の被害をこうむる境遇に置かれた。
この事件が世の中に知れ渡ったのは先週、水原(スウォン)地検の安山(アンサン)支庁から捜査事実が流出したことからだ。美人コンテスト出身のタレントなど女性芸能人約20人が巨額の金を受け取り、お金持ちを相手に売春をしたという内容だった。すぐに「美人コンテスト出身は○○○」という出処の知れないうわさがインターネットや証券街情報誌によって一波万波に広がっていった。だが最高検察庁からは「実体が確実でない」という話が出て、ついに安山支庁が「拡大解釈を防ぐために今年中に捜査を終える」と明らかにした。事件にかかわったかのように言われていた芸能人たちは、うわさ流布者への処罰を要求して法的対応に入った。