デフレの恐怖…市場は悲観、韓国銀行は楽観(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.19 09:04
「日本式のデフレへの懸念は適切でない」。韓国銀行の金仲秀(キム・ジュンス)総裁は18日、心に決めたように出した発言だ。民間経済専門家との定例懇談会の席でだ。金総裁は、「業界もそうだが多くの国民がもしかしたら日本のようにデフレに進むのではないかという心配の話をする」として話を切り出した。続けて最近の経済指標に対する詳細な解説をした。成長率の回復傾向が明確で、物価も外部変数を除けばそれほど低い水準ではないということだ。先月には雇用もサプライズ成長水準を記録したと評価した。指標で見ればデフレ懸念はそれこそ杞憂にすぎないということだ。火がついた“デフレ恐怖”議論の火消しに積極的に乗り出したわけだ。
金総裁は12日の金融通貨委員会の直後にも楽観的な景気診断を出した。ただし長期にわたる低成長を抜け出し正常軌道に乗るのは来年下半期ぐらいになると予想した。基準金利を動かす状況ではないという話だ。これを根拠に金融業界では韓国銀行が非常に長い“冬眠”に入るだろうという予想が出ている。