ユネスコ無形文化遺産、海女の登録めぐり「韓日戦」激化(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.12.18 16:18
今年9月5、6日、日本で最多の海女を抱える三重県が、東京に駐在している外信記者約10人を招いて日本の海女広報イベントを行った。さらに9月14日にはフランスの新聞「ルモンド」が1面に「消えゆく『アマ(ama)』(海女の日本式表記)」という記事で日本の海女を紹介した。新聞は1面の写真配置を避けてきた慣例を破って1960年代の日本の海女の写真を掲載して注目を集めた。フランスのパリはユネスコ本部がある所だ。そのため記事が出た背景には日本の海女のユネスコ無形文化遺産への登録を推進してきた日本当局の関与があったと韓国内の専門家たちは見ている。
1カ月後の10月中旬。三重県鳥羽市を訪れたイ・ソンファ(セヌリ党)済州道(チェジュド)議会議員は、市庁舎のあちこちで日本の海女ポスターやバナーを目撃した。鳥羽市が発行した「海女切手」も見つけた。三重県は海女が活動している、ほか7県と合同で来年1月、「海女文化保存会」を発足させる計画だ。さらに海女を日本政府レベルの国文化財に指定して3月中にユネスコに無形文化遺産登録を申請する方針だと伝えられた。在名古屋の韓国総領事館は「日本は対外的には海女を韓日共同で登録するという意向を示しているが、内側では単独登録を推進させる戦略」と外交部本部に報告した。