【コラム】2013年韓国経済の成績表(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.11 09:55
すでに12月も中旬にさしかかった。カレンダーに最後の1枚が残り、天気は冬を感じさせ1年が終わることを実感させる。だれでもそうであるように、この頃になると過ぎ去った1年を振り返りその成果を秤にかけてみる。各自が1年を締めくくりながら決算書を書き新しい1年を準備するものだ。ある人は人もうらやむ黒字に胸が満たされ、ある人は鮮明な赤字に胸が冷え込むかもしれない。
それでは国民1人1人の損益計算書をすべて合わせた韓国経済は今年1年どのような成績を出したのだろうか。表面に現れた指標だけ見れば今年の韓国経済の成績表は無難に見える。もしかしたらかなり良い結果かもしれない。まず年間成長率が2.8%と推定され期待ほどではないが昨年の2.0%を底に回復傾向に転じた兆しがはっきり感じられる。輸出好調を踏み台に経常収支は大規模黒字を継続した。デフレの懸念もあるが年間1.2%の物価上昇率は経済の安定基調が確実に定着しているという証票でもある。うまくすれば成長と物価、国際収支という3匹のウサギを一度に捕まえる記録的な1年になるかもしれない。