朴大統領-バイデン米副大統領、韓米懸案を幅広く議論
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.07 10:07
朴槿恵(パク・クネ)大統領とバイデン米副大統領の会談は当初、30分間の予定だった。しかし会談時間は75分に延び、昼食時間まで合わせると2時間20分の対話となった。韓米両国間の懸案がそれだけ多いことを表している。
尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官は会談後の会見で、「バイデン副大統領は、アジア・太平洋均衡政策は確固たるもので、韓米同盟が核心の役割を遂行する基盤であることを評価した」とし「韓国政府の環太平洋経済連携協定(TPP)関心表明を歓迎した」と述べた。TPPは米国のアジア太平洋経済戦略の核心。これに対する韓国の参加意思に前向きな信号を送ったのだ。
青瓦台(チョンワデ、大統領府)表敬訪問に続く延世大学での演説で、バイデン副大統領は米国が描くアジアの青写真をより鮮明に表した。バイデン副大統領は「21世紀のアジア・太平洋地域はまだ世界秩序が再編されているところで、新しい危機と緊張に直面している」とし「韓国との同盟はアジア太平洋地域の安保と平和において必須」と述べた。続いて「米国の再均衡(リバランス)政策とは、米国のすべてをかけて経済・外交・軍事的に太平洋を主導するのに関心と資源を投資するということ」とし「韓国・日本・豪州・フィリピンなど従来の同盟を強化すると同時に、太平洋地域で新しい協力国を発掘している」と述べた。