金正恩、張成沢勢力粛清で権力固め(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.12.04 09:06
平壌(ピョンヤン)権力の第2人者の首が切られた。今度は義兄の金正日(キム・ジョンイル)総書記ではなく、29歳の甥の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記によってだ。
3日に浮上した張成沢(チャン・ソンテク)国防委副委員長失脚説で、執権2周年を半月後に控えた金正恩体制の去就に関心が集まっている。張成沢は金正日の死後に登場した金正恩体制の最大の後見勢力で、ロイヤルファミリーの核心だったからだ。
国家情報院はこの日、張成沢の側近人物である李龍河(リ・ヨンハ)労働党行政部第1副部長(次官級)と張秀吉(チャン・スギル)副部長が反党容疑で11月下旬に公開処刑されたと国会に報告し、民主党情報委幹事の鄭清来(チョン・チョンレ)議員がこれを公開した。国家安全保衛部が2人を不正容疑で調査し、軍内部に公示された処刑事件の後、張成沢の姿が見えなくなったという内容だ。張成沢が部長を務める行政部は公安機関を管掌する労働党の核心部署。