2000億ウォン不正融資、秘密資金造成疑惑…2010年国民銀行東京支店で何が?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.15 14:11
KB国民銀行東京支店秘密資金をめぐる疑惑がますます大きくなっている。事件の核心当事者である元東京支店長I氏が2度も東京支店長を歴任して昇進対象に上がった経緯が釈然としないからだ。金融監督院はKB金融の元経営陣とI氏の関係を集中的に調べている。これと共にI氏が秘密資金を韓国内に持ち込む過程で口座名義を貸した、日本現地の韓国企業についての調査も進行中だ。金融監督院の関係者は「近く日本の金融庁と調査結果を共有した後、検察に捜査依頼する計画」と話した。警察も別途に捜査をしていることが分かった。
事件は、昨年I氏がKB幹部層の推薦で本部長昇進の対象に上がってから始まった。魚允大(オ・ユンデ)元会長をはじめとする経営陣は何度も東京を訪問してI氏の社内接待を受けてから良い印象を持ったという。ところがI氏が本部長昇進のために提出した公的調書に怪しい点が発見された。彼が2回目に東京支店長に赴任した2010年の融資が前年より40%も増えたという部分が実務職員の目についた。国民銀行関係者は「職員が何人もいない海外支店で突然融資が急増したのが異常だと判断した」と話した。自主監査をしてみると日本の現地企業に他人名義で限度を超過した不正融資をしていた状況があらわれた。このためI氏は昇進対象から外されて今年1月に東京支店長から退き待機発令を受けた。