<国宝を守れない大韓民国>石窟庵、四天王・十代弟像彫刻の外壁に15カ所の亀裂
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.08 17:43
本尊より危険なところが本尊の周辺に見られる。2012年の文化財庁の報告書によると、ひとまず数字上で石窟庵全体の「56カ所の問題」のうち、31カ所が本尊の外のものだ。天井3カ所、側面の柱6カ所、外壁(四天王、十代弟子像など)は15カ所、外部ドームは7カ所だ。すべて石窟庵の安全に影響を及ぼす要因だ。
まず天井の部分。7日、石窟庵に入って天井を見上げると、真ん中に丸い天蓋石がy字形に割れていた。日帝時代の1912-15年に復元したが、その後に割れたところで、変色していた。文化財庁によると、日帝は当時、石窟庵を解体・復元し、ドームの上から厚さ1.8メートルのコンクリートを注いだ。続いて62年と94年、再びコンクリートを注ぎ、防水のためにモルタルを2重に塗ったが、現在の亀裂はモルタルの亀裂で発生したとみられる。