【コラム】米中2つの太陽のうちどちらを選択するのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.06 11:57
先月中旬、峨山(アサン)政策研究院が蔚山(ウルサン)で開いた韓中セミナーには中国から40歳以下の若手学者が招かれた。その中のある中国人学者の発言に聞き耳を立てた。韓国に来る際に妻も一緒に来たが、妻は「パーマをしに来た」というのだ。観光とショッピング、整形を超え、いまは町内の美容院に行くかのように中国人が韓国に来る時代になった。この前市庁前の小さな食堂で韓国を「感じようと」1人で旅行に来たという中国人青年と会ったのはひとつもおかしなことではない。
地下鉄江南(カンナム)駅付近では包帯で顔を巻いた中国人女性をあちこちで見ることができる。韓国人は回復するまで外出せずに閉じこもるが、中国人女性はその貴重な時間にショッピングをしなければならないためだ。そうしたためか最近路上で中国語を聞く機会が多くなった。幼いころには華僑が運営する中華料理店にでも行かなければ聞くことができなかった中国語を、いまは8万人の中国人留学生が進出している大学のキャンパスだけでなく食堂や電車などあちこちで簡単に接することができる。