根強い他者意識文化…韓日中に見られる現象(1)
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.11.05 17:27
#1.先月15日(日本時間)、米ロサンゼルスのドジャースタジアム。LAドジャースの先発・柳賢振(リュ・ヒョンジン)が7イニングを3被安打無失点と好投し、セントルイス・カージナルスに勝った。メジャーリーグのポストシーズンで韓国人では初めて勝利をつかんだのだ。しかしおかしな現象が見られた。ポータル検索語ランキングで「柳賢振の現地反応、海外反応」が上位圏に入り、「カセンイドットコム」というサイトが同時接続者制限(2万人)を超え、一時的にストップした。このサイトは海外ネットユーザーの反応をリアルタイムで翻訳紹介するところだ。韓国人スポーツスターの活躍が海外反応サイトの接続につながったのだ。
#2.4月12日0時、「江南スタイル」を世界的にヒットさせた歌手PSYの新曲「ジェントルマン」が動画サイトのユーチューブに公開された。「ユーチューブ最多再生回数」でギネスブックに載った歌手の新曲であるため、注目を浴びるのは当然だった。ところが国内ポータルサイト検索語で上位を占めたのは「ジェントルマンの海外の反応」だった。ジェントルマンのビデオやダンス、歌詞などに対する関心をすべて上回ったのは、気になる「他人の視線」のためだった。
自負心の表れか、民族主義の影か。韓国と中国、日本で見られる、「海外の反応」に対する関心と執着のことだ。スポーツ・芸能分野に限られたことではない。政治・経済・文化を問わず、あるイシューが発生すれば、海外の反応を確かめてみようという需要が急増する。このため、韓国発イシューに対する海外ネットユーザーのコメントを専門的に翻訳・紹介するサイトも生じている。