【中央時評】韓国、遅れることなくTPP参加を(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.05 15:19
韓国が環太平洋経済連携協定(TPP)に近く参加するという国際的な期待感が高まっている。先月初めインドネシア・バリで開催されたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、朴槿恵(パク・クネ)大統領はTPPに関していかなる公式言及もしなかった。それでも一部の予想通り、ソウルで交渉参加決定のための“モメンタム”が形成されているようだ。
韓国はTPPに加入するしかない状況だ。韓国は複数の経済パートナー協定(EPA)と自由貿易協定(FTA)のおかげで、日本をはじめとする他の近隣諸国に比べ競争力で優位にあったからだ。韓国は全体貿易量の3分の1ほどがこれに該当するが、日本は6分の1程度にすぎない。ソウルの通商・外交分野リーダーシップはより多くの市場を開放し、未来の交渉でテコの役割をすることになるだろう。
しかし日本がTPPに参加し、こうした利点は消えることになった。日本がTPP参加12カ国と同じ規定で単一市場効果を享受する時、韓国は単に2国間協定による効果だけを得ることになる。この場合、韓国輸出業者の競争力は以前と変わるはずだ。