【社説】死生決断方式の「分裂の政治」を正常化するときだ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.11.01 14:45
10月のカレンダーをめくりながら、どこかの戦場のように必死に戦ってきた政界に変化を求めている人が少なくないだろう。ちょうど一昨日は再・補欠選挙の結果が出て、昨日は朴槿恵(パク・クネ)大統領が国家機関の選挙介入疑惑事件について、長い沈黙を破って変化の糸口を示した。
朴大統領は「多くの疑惑について法と原則に従って確実に明らかにしていくつもりだ。責任を問うことがあれば問うし、再発の防止策づくりも進める」と述べた。徹底捜査→責任者の処罰→再発防止を明確に宣言したうえ、政治的な中立を守るべき主体として、国家機関だけでなく公務員個人を具体的に明示することにより、大統領の状況に対する認識の厳重さを示した。
これまで朴大統領の周辺では、野党が今回の事件を「選挙不服」と「伝統性問題」に持っていくことを心配する意見が多かったのは事実だ。朴大統領の昨日の発言をみると、徹底的な捜査を通じて正面突破することで、むしろ選挙不服論を静めることができると判断したものとみられる。正しい認識であり、政治の正常化に向けて幸いなことだ。朴大統領は、この約束が現実において屈折されずまっすぐに貫徹できるように最後まできちんと措置を進めるべきだ。