【コラム】米国のアジア重視政策に一体何が?(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.28 10:46
米国のオバマ大統領が今月初め、インドネシアのバリで開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議の出席をあきらめて、米議会の政治的病理現象の解決に集中したのは正しかった。だが東アジア地域では「米国のアジア重視政策に何が起きたのか」という疑問がよみがえった。
米国は、戦争をはじめとする難題がおびただしい中東から、好機の地である東アジアへと資源と関心を大挙拡大することをかなり以前から構想してきた。だが、米国が誇るこの政策はすぐに意図しなかった問題に直面した。欧州ではイラクとアフガニスタンからの米軍撤退で中東に対する米国の関心が低くなったという認識が拡散した。多くの欧州人は米国のアジア重視政策を北大西洋条約機構(NATO)における米国の役割縮小と理解している。