朴大統領、太極旗刻まれたグローブで始球式…応援チームは“韓国”
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.28 09:20
27日にプロ野球サムスンと斗山(トゥサン)が対決した韓国シリーズ第3戦に朴槿恵(パク・クネ)大統領がサプライズで登場した。愛国歌の演奏が終わり、場内アナウンサーが「きょうの始球者は大韓民国の朴槿恵大統領です」と案内すると、蚕室(チャムシル)球場は歓声と拍手で包まれた。続けて朴大統領が3塁側ゲートを通じてグラウンドに歩いて出てきた。韓国野球委員会(KBO)が準備した「2013 Korean Series」の文字が入ったジャンパーとベージュ色のズボン、運動靴姿だった。朴大統領はホームプレート10メートル前から、太極旗が刻まれたグローブをはめボールを投げた。始球が終わると朴大統領はオンブク中学校の野球選手らとともに30分ほど試合を観戦した後に球場を後にした。
この日の朴大統領は始球式を終え観覧席に上がる前にサムスンのリュ・ジュンイル監督とだけ握手を交わした。3塁側からグラウンドに出てきた朴大統領が警護上の理由から再び3塁方向に戻ったためで、ホームチームである斗山のキム・ジンウク監督は会うことができず、アウェーチームであるサムスンのリュ監督とだけ握手することになった。すると一部オンライン掲示板では、「サムスンが勝つのではないか」という話が出た。実際サムスンが第3戦で勝利すると「(故郷が大邱(テグ)である)朴大統領が応援しサムスンが勝った」とのコメントが書き込まれたりもした。青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者は朴大統領が応援するチームに関する質問に、「大統領は韓国ファン」と答えた。