【コラム】日本対策、独仏和解から学ぼう=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.25 10:33
韓日間の葛藤解決に率先するべき日本外務省が「独島(ドクト、日本名・竹島)が日本の領土」という内容の動画をユーチューブに掲載したのは、安倍政権が韓日関係の改善にどれほど誠意がないかを示す事例だ。日本のこうした妄動を見る度に私たちは問う。日本はなぜドイツと違うのか。ドイツ・フランスの和解は韓日関係の改善モデルになれないのだろうか。
運良く第2次世界大戦の戦勝国に入ったフランスは、米国・英国・ソ連とともにドイツ分割占領国の一つとなった。フランスの占領政策の核心は、ドイツが軍事・経済大国として再起するのを永久に不可能にさせることだった。1949年に西ドイツの首相となったコンラート・アデナウアーは、フランスのドイツ恐怖症を解消しなければドイツは欧州共同体の中で永遠に声を出すことはできないと考えた。アデナウアーは「フランス政策」を西ドイツの外交の軸とした。アデナウアーは石炭と工業の中心地ザールの自治とルールの国際管理を受け入れた。フランスが警戒する統一を当分は追求せず、中部欧州での覇権国の野望を捨てると宣言した。それは「ドイツの欧州」から「欧州のドイツ」への対外政策の転換だった。