【社説】民主党重鎮の不適切な大統領選不服論=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.23 17:43
民主党で再び大統領選挙不服論の煙がじわじわと広まり始めている。3選目のソル・フン議員は昨日「選挙結果を承服するほかはなかったが、もう一度考えなければならない」と話した。国家情報院、国軍サイバー司令部、国家報勲処などが前回の大統領選挙に介入したという疑惑を取り上げながらだ。院内代表出身のパク・チウォン議員も「選挙問題について真剣に検討する時になったと考える」と述べた。誰が見ても大統領選挙不服論によるものと解釈できる発言だ。
チョン・ホジュン民主党院内報道官が直ちに「大統領選挙への不服と連係した発言ではない」と釈明したが、すっきり終わらない。大統領選挙不服論を連想させる発言を続けた人が、政治経験の足りない初当選でもない党の重鎮議員であるためだ。民主党はこれまで、国家情報院コメント事件について波状的な政治攻勢をかけながらも大統領選挙不服とは明確に一線を画してきた。国民的反発を意識しているからだ。