韓国駆逐艦が5時間停電、その間に北が攻撃していれば…(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.23 09:00
しかし曳航する事態にまではならなかった。ある乗組員が2番発電機から外部に飛び出したスイッチ(ガバナー)をロープで結んで固定させた後、作動スイッチを押すと、電源が入った。電源供給が始まったのは停電が発生してから5時間近く経過した午前8時18分だった。こうした大停電は韓国艦艇史上初めてだと、海軍は報告書に指摘した。
海軍が安議員側に説明した内容によると、停電になるとコンピューターなどが動員される先端武器体系は使用不可能となる。「乙支文徳」のレーダーやミサイルなど核心武器体系が機能しなかったということだ。
これまで西海で発生した3回の南北海戦のうち、1999年の最初の交戦時、西海NLL侵犯から状況終了までは3時間30分だった。2002年の第2次交戦は1時間、2009年の第3次交戦は13分で終わった。瞬時の対応が重要な状況で5時間も西海の核心戦力が空白状態となっていたのだ。