【コラム】ノーベル平和賞だけ贈れば十分なのか=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.21 10:27
シリアで起きた民間人に対する化学兵器攻撃で、米国とロシアはシリア政権が備蓄した化学兵器除去案を共同でまとめることになった。その米ロのシリア化学兵器除去計画の実行を担当した化学兵器禁止機関(OPCW)が今年のノーベル平和賞を受賞することになった。化学兵器の危険はシリアで終わったのではない。各国政府が自国民を相手に化学兵器を使う可能性ではなくても2007年のイラクのケースのようにテロリストが毒劇物を使う危険もある。事実政府や非政府組織が内容物をどこでも手に入れられるという点のために化学兵器は生産・獲得・使用が最も容易な大量破壊兵器に属する。
多くの国がこのような化学物質を大量製造できる産業を保有しており、テロリストも危険物質を生産・使用する資源を持っていることが明らかになった。化学兵器攻撃は殺傷力が優れているだけでなく生存者と他の人に対する心理的な影響(衝撃効果)も大きい。