IMF「中国経済、跳躍するなら韓国を見習え」
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.10.16 16:19
「韓国はグローバル市場の変動性を克服した。財政・通貨政策で経済がゆるやかな回復傾向を見せるだろう」。
国際通貨基金(IMF)が、韓国経済についての楽観的な見方を示した。11日(米国時間)、米国ワシントンDCで世界銀行(WB)と共に開催した「第68回年次総会」で発表した「アジア・太平洋地域経済展望報告書」を通じてだ。報告書は「韓国をはじめとするアジア諸国が堅実な成長の勢いを続け、世界経済のエンジンの役割を継続する」としながらこのように展望した。IMFは「韓国は、資本が流出して通貨切下げになる地域の傾向とは明らかに違う姿を堅持している」として「堅固なファンダメンタルと信頼できる政策の枠組みがグローバル流動性の衝撃に対する最善の防御だということを再確認した」と説明した。
報告書は、アジア経済全体についてバラ色の展望をしたのではない。報告書は「米国の量的緩和の縮小方針によって一部の新興国から資本が流出している」として「いくつかの国は外部資金の調達に困難を経験するほか自国の構造的問題で成長が低迷するだろう」と見通した。それでも大多数のアジア諸国が米国・欧州など先進国の経済回復から恩恵を受けるものと見通した。中国経済に関しては「海外需要が増加しているという点は肯定的だが、過去数年間に行われた信用拡大政策を調節するために成長の勢いが鈍化するだろう」とした。