醜悪な見世物となったソウル都市ギャラリー(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.09 13:24
1/2
ソウル地下鉄3号線の玉水駅の柱に描かれた作品『バーコード』のペンキが剥がれ、作品の上にさまざまな広告が張りついている。
先月末、ソウル地下鉄3号線の玉水(オクス)駅前。3番出口と4番出口の間、高架を支えている柱や梁にはカラフルに彩色された模様と数字が描かれている。2007年、ソウル市が推進した「都市ギャラリープロジェクト」の一環として製作された『バーコード』という作品だ。しかし、芸術作品と呼ぶにはみすぼらしい。ペイントは所々はがれており、亀の甲羅のようにひびが入っていた。各種広告が無造作に張り付いていてテープの跡が傷跡のように残っていた。
3番出口の階段の手すりに置かれた黄色の大型植木鉢もプロジェクトによって2007年に設置された作品だ。しかし、黄色いペンキ塗りが剥がれた場所には汚水をこぼしたように錆が生じた。塗装が剥がれていない部分にも白っぽくほこりがかぶっている。住民のムン・ミョンチョル(54)さんは「管理をしないのなら、せめて他のところのようにペンキの塗り替えだけでもしてほしい」と述べた。玉水駅の関係者は「ソウル市から管理を頼まれたことはない」と語る。