東レが韓国に3千億ウォン投資、初の海外新素材工場を建設
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.08 10:16
世界的な素材企業の東レがセマングムに新素材工場を建設する。
東レの韓国子会社の東レ尖端素材と全羅北道(チョンラブクド)は7日に記者懇談会を開き、3000億ウォン(約270億円)を投資して群山(クンサン)のセマングム産業団地にポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂とコンパウンドなどを生産する工場を建設することにしたと発表した。東レが海外に原料からPPS樹脂を生産する一貫工場を作るのは韓国が初めて。PPS樹脂は熱と化学薬品への耐性が強く、自動車部品、火力発電所の集じん装置などに活用されるスーパーエンジニアリングプラスチックだ。250度の高温に耐えられ、価格が1キログラム当たり1万ウォン以下と安く、需要が大きく膨らんでいる。世界のPPSコンパウンド市場は昨年の7万トンから2020年には14万トンと年平均8%以上成長する見通しだ。東レはシェア25%で世界1位となっている。