TPP参加を示唆する韓国政府
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.04 13:17
オバマ大統領が推進する環太平洋経済連携協定(TPP)への参加をめぐり韓国政府の悩みが深まっている。6-8日にインドネシア・バリで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でこの問題が公論化される可能性が高いからだ。
朱鉄基(チュ・チョルギ)青瓦台(チョンワデ、大統領府)外交安保首席秘書官は3日、記者に対し、「(APEC首脳会議期間)首脳レベルで話が出る可能性がある」とし「政府で(TPP参加を)検討してきたが、TPP国家の多くがAPECに加盟していて、アジア太平洋地域の協力を広げるものであるため、大きな関心を持っている」と述べた。続いて「そこ(参加を宣言する方向)まで行くかどうかは分からない」と話した。
青瓦台の関係者は朱首席秘書官の発言に関し、「青瓦台首席が朴槿恵(パク・クネ)大統領の発言の可能性に言及した点からみて、政府がTPP参加を前向きに検討しているのでは」と話した。別の青瓦台関係者は「TPP参加はまだ決定していない」としながらも「朴大統領が話さなくても、他の首脳がTPPの話を先に持ち出す可能性が高い。交渉参加のためには国内世論を聞くなど、いくつかの手続きを踏む必要がある」と話した。