【社説】高齢者人口600万人、全方位から高齢者対策を立る時だ=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.10.02 15:45
今日の「敬老の日」を迎え、振り返ってみた韓国の高齢者の現実は非常に暗い。 韓国国内の65歳以上の高齢者人口は全体の12.2%のおよそ613万人。人口統計以来初めて600万人を超え、2025年には1000万人を超えるものと推算される。人口構成の主流がシニア層に移っていることを示している。しかし韓国社会の高齢者問題に対する認識と覚醒は脆弱で、高齢者政策も後進性を見せている。単に最近の高齢者基礎年金に関連する公約の後退を示しているだけではない。
2日前に、釜山では60代の高齢者が死亡してから5年ぶりに白骨状態で発見された。地域の自治区は、基礎生活受給の対象者ではないため全く管理できていなかったことを認めた。このように社会的セーフティネットから外れた一人暮らしの高齢者がどれくらい存在しているのかは分かっていない。また、国連人口基金が調査した高齢者福祉指数では、韓国が91カ国のうち67位を占めた。これは、南アフリカ共和国(65位)とウクライナ(66位)よりも低い水準だ。特に、年金と高齢者貧困率などを反映した所得分野は91カ国のうち90位にとどまった。高齢者の貧困問題がこれ以上放置できない問題になっていることを示している。