最側近の陳永長官の抗命、朴大統領の人事リーダーシップに傷
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.30 11:32
朴槿恵(パク・クネ)政権の人事乱脈の様相がまた現われた。朴大統領の度重なる慰留にもかかわらず、陳永(チン・ヨン)長官は29日にソウル・竜山(ヨンサン)の自宅前で本紙記者と会い、「これ以上(長官職を)やることはできない。わかってほしい」と話した。「業務に復帰しない」という考えを明確にしたのだ。陳長官は朴槿恵政権をよく理解している最側近であり、朴槿恵政権の主要政策の骨幹をまとめる主役だ。そのような陳長官が朴大統領の意向を正面から逆らう格好となり与党は深い衝撃を受けた。セルフ辞任→無断欠勤→辞任強行につながる行動に対し青瓦台が統制できずその波紋は大きくなっている。
陳永長官をめぐる波紋は楊建(ヤン・ゴン)監査院長(8月23日)、蔡東旭(チェ・ドンウク)検事総長の辞意(9月13日)に続き起きた。わずか40日余りで重要な高位公職者が相次いで青瓦台と衝突し雑音を起こしながら国政運営に支障をきたしている。