混乱の中で姿を消した金正恩夫人
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.30 08:48
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の李雪主(リ・ソルジュ)夫人が半月間ほど、公開席上に姿を表していない。また主要行事に参加していた銀河水管弦楽団も、北朝鮮官営メディアに2カ月以上も登場していない。李雪主は15日に平壌(ピョンヤン)で開かれた国際重量挙げ競技当時、金正恩と一緒に参観して以来、姿を見せていない。
昨年から年初にかけて妊娠・出産のため1カ月以上登場しなかったことはあるが、2週以上の空白に情報当局は注目している。金正恩の平壌文殊文繍水泳場訪問(22日)行事の場合、李雪主が随行する予定だったが、姿が見られなかったからだ。
韓国政府の当局者は29日、「李雪主と関連した醜聞を信憑性ある情報と判断している」と述べた。醜聞説は、銀河水管弦楽団の一部の団員が欧州公演中に不適切な行動をし、平壌に戻って資本主義の発展やキリスト教・聖書などに言及したのが発端となった。わいせつな行為をしたという疑惑を受けている銀河水管弦楽団のムン・ギョンジン団長ら実名が挙げられながら噂は広まった。21日には日本の朝日新聞が楽団員がわいせつ映像物を制作・販売して摘発され、うち9人が公開処刑されたと報じた。