「アジアのハブ」4カ国争い…仁川空港、第2ターミナル建設開始
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.27 14:08
26日午後、仁川(インチョン)国際空港の北側敷地で来賓がボタンを押すと大型重機が力強く地面にパイル(建設工事用の杭)を打ち込み始めた。同時に打ち上げられた数発の爆竹が、澄み切った秋空を五色に染めた。仁川空港の2つ目の旅客ターミナルをつくり始める合図であった。
第2党客ターミナルは、仁川空港第3段階建設事業の核心施設だ。延べ面積が38万4000平方メートル(地下2階、地上5階)で第1旅客ターミナルの77%規模だ。2017年末に工事が終われば、仁川空港の年間旅客処理能力は現在の4400万人から6200万人に増える。この日の起工式に参加した鄭ホン原(チョン・ホンウォン)首相は祝辞を述べて「2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックを世界的なイベントとして行うのに(新ターミナルが)多いに役立つだろう」と話した。
第2ターミナルは第1ターミナルから北側に約2.4キロ離れた場所に建てられる。別途に車両進入路が連結され、空港鉄道駅・バス停留所などを備えた第2交通センターが一緒に入る。第1ターミナルから第2ターミナルまでは車で10分、電車で4分余りの距離だ。乗り換え客は地下のシャトルトレイン(IAT)で5分もあれば2つのターミナルを行き来できる。第2ターミナルの場合、ターミナル~交通センター間の距離が59メートルで、第1ターミナル(220メートル)よりもはるかに短い。手続きや入出国時間も短縮されると予想されている。最先端の無人チェックイン・手荷物委託(self bag drop)システムや顔面認識自動出入国設備などが導入されるためだ。