【コラム】ベトナムで「チャウカウ」待遇受けた韓国経済使節団
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.13 14:59
ベトナムには「チャウカウ」という伝統食がある。チャウという葉にカウという実を包んだものだが、ベトナムの人々にとっては単純な食べ物以上の意味を持つ。新しい話の始まりや友情の誓い、愛の出発を意味する。それでベトナムの人々は、歓迎する客人や友情を誓った友にだけ、チャウカウでもてなしたりする。
秋夕(チュソク、中秋)を前にベトナム伝統料理の話を取りあげたのは、7日から5日間ベトナムを訪問した朴槿恵(パク・クネ)大統領と経済使節団が受けた「チャウカウ式」の手厚い歓待のためだ。ベトナム政府は真の友人でなければしないような破格的な待遇を連日ほどこし、両国の新しい未来に向けたシグナルを放った。ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席は9日「真の友人がきた。韓国は真の友の国」として歓待した。特に朴大統領をホー・チ・ミンの旧住居へとじきじきに案内したが、これはベトナム外交史では前例がないことだという。チャウカウ接待は同日の国賓晩餐で絶頂に達した。チュオン・タン・サン主席は、主席宮でこぢんまりと行うはずだった国賓晩餐を場所まで変えて経済使節団全員を招いた。随行経済人のごく少数だけを出席させる外交慣行を考慮すると非常に異例的だった。晩餐会場で「友よ」「出会い」などが響き渡る時、ベトナムの真心がにじむ配慮に多くの企業家が感動した。