五輪招致も…日本メディア「安倍首相の無責任な発言、安全という根拠は?」
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.10 08:53
2020年オリンピック(五輪)の東京招致に決定的な役割をした安倍晋三首相の“放射能汚染水完全統制”発言が論争を招いている。
8日未明に東京招致が確定した後、ほとんどの日本メディアはお祭りムードだった。56年ぶりの快挙に冷や水を浴びせないという配慮も見えた。大半のメディアの論調は「安倍首相が8日未明、最終プレゼンテーションで放射能汚染水問題について明確に科学的な根拠を提示しながら国際オリンピック委員会(IOC)委員を安心させたのが功を奏した」というものだった。しかし一部の報道機関と専門家からは「五輪招致に寄与したが、果たしてそう断定できる状況か」という疑問の声が出ている。
安倍首相が最終プレゼンテーションの演説と質疑応答を通じて公言した汚染水関連の発言はこうだ。「私が安全を保証する。状況はコントロールされている(The situation is under control)」「汚染水は福島第1原発の0.3平方キロメートルの港湾内に完全にブロックされている」。 」「福島近海でのモニタリング数値は、最大でもWHO(世界保健機関)の飲料水の水質ガイドラインの500分の1だ」「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」。