【コラム】シリアは私たちの問題だ=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.06 15:03
オバマ米大統領は昨年8月20日、シリアに対し、化学兵器使用は米国が容認できない禁止ラインだと警告した。それからちょうど1年となる先月21日、シリアの首都ダマスカス郊外で化学兵器が使用された。住民は窒息し、けいれんを起こし、口から泡を吹いた。典型的なサリンガス犠牲者の黙示録的な姿だった。子ども400人を含む1400人がこのように死亡した。
米国とフランスと国連調査団はシリアのアサド政府軍が反政府軍に化学兵器攻撃をしたという心証を固めた。世界の耳目は当然、オバマ大統領に向かった。シリアが禁止ラインを越えたため、米国と北大西洋条約機構(NATO)同盟国のシリア攻撃は既定事実と見なされた。実際、地中海東部に巡航ミサイルトマホークを搭載した駆逐艦4隻と原子力潜水艦が配置された。米国本土ではB-2ステルス爆撃機が発進体制を整えた。アサド報復は秒読み段階に見えた。