韓国政府、北朝鮮向け乳幼児保健事業に69億ウォン支援
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.09.03 10:03
韓国政府が人道的対北朝鮮支援を拡大して、南北関係の改善と信頼の積み重ねに拍車をかけている。金炯錫(キム・ヒョンソク)統一部報道官は2日、「世界保健機関(WHO)の北朝鮮への『乳幼児支援事業』に南北協力基金630万ドル(約69億5000万ウォン)を支援することにした」と明らかにした。先月に行ったユニセフの乳幼児栄養・保健事業への604万ドルの支援後、今政権になって2回目の国際機構を通した支援だ。これで朴槿恵(パク・クネ)政権が9月1日までに承認した対北朝鮮支援は、約180億ウォン(約16億円、政府135億ウォン・民間45億ウォン)で昨年の李明博(イ・ミョンバク)政権の141億ウォン(政府23億ウォン、民間118億ウォン)を超えた。
北朝鮮への乳幼児支援事業は、北朝鮮内の診療施設改善や医療人材教育などを骨子とする計1260万ドル規模の事業だ。朴槿恵大統領が昨年の大統領選挙の公約と2月の大統領職業務引継ぎ委員会を通じて「人道的問題は政治的状況と分離して対応する」と明らかにした延長線にある。