離婚訴訟中の俳優リュ・シウォン（４３）が第２次弁論準備期日に出席した。

妻のチョさん（３２）は参加しなかった。リュ・シウォンは２８日午前１１時３０分、瑞草区良才洞（ソチョグ・ヤンジェドン）のソウル家庭裁判所３０９号調整室で、家事３部主宰で開かれた弁論準備期日に現れた。離婚裁判弁論準備期日は弁護人だけの参加でもかまわないがリュ・シウォンが姿を見せて目を引いていた。

弁論準備期日は非公開で約３０分行われた。２０日に開かれた暴行および違法位置追跡プログラムインストールに関する刑事訴訟とは別に行われた裁判手続きで、離婚と慰謝料の問題を扱った。この日弁護人と一緒にリュ・シウォンも主張を展開したと伝えられた。

一方、これに先立って２０日の刑事裁判では、検察は妻を暴行・脅迫して位置追跡をした容疑で起訴されたリュ・シウォンに懲役８月を求刑した。この裁判でチョさんは、リュ・シウォンが自身の車両に衛星利用測位システム（ＧＰＳ）を装着した事実について「（リュ・シウォンが）長期出張に行っている間でも、私がどこで何をしているのかこわいぐらいに知っていた。夫は文字メッセージでしばしば暴言も吐いた。ところがメッセージの最後には笑う猫のマークが入っていた。悪口を言いながらなぜこんなマークを付けるのか疑問を感じていたが、結局そのマークが位置追跡のためのものだと分かった」と話した。また「夫が結婚直後から浮気をしていた。産後養生を終えた後にその事実を知った。女を招き入れて性関係を持った事実も知った」としながら「私がすべてを見抜いたことを知ると、すぐに監視しようとした」と主張した。

これに対してリュ・シウォン側の弁護人は位置情報収集の事実を一部認めながらも「長期間家族と離れていなければならない職業特性上、夫人や娘の安全を守るためのものだった」と抗弁した。さらに「暴言を吐いたりしたが殴ったことは全くなく（チョさんを）押しやったことさえない」と反論した。