【社説】日本発の食品恐怖に積極対応すべき=韓国
ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.08.25 13:12
日本の福島原子力発電所の放射能汚染水流出の波紋が手が付けられないほど広がっている。19日に原子力発電所内の貯蔵タンクに入っていた放射能汚染水300トンが海に流れたことが確認されたのに続き、22日には他の貯蔵タンク2カ所からも放射能流出が感知された。朝日新聞は24日、福島原子力発電所の港湾内で採取した海水の放射性トリチウム濃度が1週間で8~18倍まで高くなったと報道した。日本の原子力規制委員会はすでに21日に原子力発電所事故等級を1等級から3等級(重大な異常現象)に2段階上方修正した。
韓国に及ぼす衝撃も次々と大きくなっている。まず水産物市場が直撃弾を受けた。輸入品ならば無条件で避ける雰囲気に商人は韓国政府に対策を訴えている。「日本料理店に行くのをなぜか避けたくなる」という話もあちこちで聞かれる。ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では「放射能怪談」が絶えない。出所不明の文がインターネットを埋め尽くし、食品安全に対する漠然とした不安感が増幅されている。