【コラム】安倍の歴史武器(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.23 09:46
日本は「失われた20年」の沈滞を経験した。日本人の多数は国力再起のリーダーシップを期待する。安倍の歴史武器はこうした念願を狙う。安倍首相の歴史観は北東アジアの不安要素だ。韓中両国の共同対応戦略も検討されている。
しかし過去の事例は共同対処の適正線を引く。1995年11月、青瓦台(チョンワデ、大統領府)で当時の金泳三(キム・ヨンサム)大統領と江沢民主席が会った。当時、日本閣僚の過去の歴史をめぐる妄言があった。2人は日本を強く糾弾することにした。首脳間の共同戦線が形成された。会談後、金大統領は「日本の悪い行儀を直す」と述べた。江沢民は「日本の少数軍国主義勢力を警戒しなければならない」と話した。原則的な言及だった。江沢民の発言レベルの調節は共同戦線の離脱だ。2年後、韓国はIMF通貨危機を迎えた。日本は金大統領の支援要請を軽く拒否した。