森で動物つかまえていたマサイ族、韓国で博士になった
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.21 11:49
20日、釜山市影島区(プサンシ・ヨンドグ)の高神(コシン)大学で教育学の博士学位をもらったベンソン・カマリさん(30)。長くスマートな体で空高く飛び大股で走る「ジャンピング・ダンス(jumping dance)」を踊るあのマサイ族だ。
彼は東アフリカ、ケニアの首都ナイロビから西方に300キロほど下ったキタレ地域にあるエルゴンのマサイ族として生まれた。中学校に通うまで裸足で生活していた。村の友人らと森で野生動物をつかまえるほど勇敢だった。先祖がライオンと1対1で対決して勝ったという話を聞いて育った。家は貧しかった。未亡人の母のもとで農作業を手伝い、畑で刈り取ったトウモロコシを市場で売ってやっと生計を立てていた。ベンソンさんが勉強ができると、祖父は牛を育て牛乳を売って学費の足しにしたという。村近隣の小学校を経て中学校を首席で卒業した彼は、高等学校に奨学生で入学する。高等学校を終えてナイロビにあるデイスタ大学コミュニケーション学科に進学した。この村から高等学校と大学に進学した第1号であった。
大学3年の時、彼はデイスタ大と姉妹関係を結んでいた高神大学に交換学生として1年間留学した。交換留学を終えた後、母校に戻って2008年2月の卒業式で最高の学生に選ばれ各の種賞を受けた。