【コラム】韓国を知ってもらうこと?韓国を分かち合うこと!(2)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.20 17:52
このような現実を打開するには、「私たち韓国人」と「他者である外国人」という考え方を克服しなければならない。外国人を相手にする機関に国際感覚を備えた人を雇用して専門性を育てることが第一歩だ。しばしば国際感覚を英語の実力ととらえているがそれは一部にすぎない。より重要なことは、外国人と疎通しようとする態度だ。疎通は相互的なもので、互いに理解しようとする心があってこそ可能だ。今回のコリアンアートソサエティーの旅行を通じても、疎通の重要性は改めて迫ってくるものがあった。
疎通が中心となれば、一方的な「韓国を知ってもらう」ことは消えて「韓国を分かち合う」ことがつくられるだろう。海外で中国・日本文化に抱く関心は、その国の支援を基に推進してきた一方的な「知ってもらうこと」ではない。国際感覚がある人と外国人の疎通を通した「分かち合い」によって成功したのだ。外国人が自らその文化に関心を持つことができる風土を整えたからこそ可能になった。