北朝鮮「金剛山で秋夕に離散家族対面を」…観光再開会談も要求
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.19 09:24
北朝鮮が秋夕(チュソク、旧盆、9月19日)の前後に、南北の離散家族対面行事を行おうという朴槿恵(パク・クネ)大統領の8月15日に出された慶祝辞提案を受け入れた。北朝鮮の祖国平和統一委員会報道官は18日の談話で「秋夕を契機に金剛山(クムガンサン)で離散家族・親戚の対面を進め、〔07年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領と金正日(キム・ジョンイル)総書記が首脳会談で合意した〕10・4宣言の発表日に合わせて画像対面を行うようにする」と朝鮮中央通信を通じて明らかにした。韓国統一部と大韓赤十字社が、離散家族対面のための赤十字実務会談の提案を対北朝鮮の電話通知文で伝達して(16日)から2日で返事を送ってきたのだ。
北朝鮮はしかし、板門店(パンムンジョム)南側地域である平和の家で実務会談を持とうという韓国の提案に対しては「南側提案のとおり23日に開催するものの、場所は金剛山で行おう」と修正提案をした。軍部管轄の板門店を避けたのは、19日から30日まで乙支(ウルチ)フリーダムガーディアン(UFG)韓米合同軍事演習が行われるという点を意識したと見られる。これについて金炯錫(キム・ヒョンソク)統一部報道官は、北側の発表直後の記者会見で「場所は当初の韓国側提案のとおり、板門店の平和の家で持とう」と繰り返し提案した。