日本人観光客30%減少の代わりに韓国内顧客3倍に
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.13 09:14
豪雨と猛暑が入り乱れる今年の夏の天気に、都心ホテルが特需を享受している。不安定な天気のせいで野外に出るのが大変になったレジャー客が、ホテルの夏パッケージ商品に視線を転じているのだ。一部のホテルは今夏のパッケージ顧客が昨年の3倍にまで増えた。円安現象でどんどん減った日本人観光客の空席を、国内パッケージ顧客が埋めているという分析だ。
雷・稲妻をともなう豪雨と気温33度を超える猛暑がかわるがわる襲ってきた先週末、ソウル小公洞(ソゴンドン)のウェスティン朝鮮ホテルの宿泊率は98%を超えた。最高級スイートルームなどを除けば事実上の満室だ。11日午前11時、このホテルの室内プール案内デスクの周囲は、色とりどりの水着を着た子供たちでいっぱいだった。家族単位の夏パッケージ顧客が集まっていたのだ。ホテルの案内職員は黒いスーツ姿でプールのロッカーキーを分けるのに忙しかった。このホテルのイ・ドンヒョンマーケティングチーム長は「日本人観光客は30%減ったが、国内のパッケージ利用顧客は3倍に増えた」として「家族単位で展示会・公演などを含むホテルパッケージを利用して、都心で休暇を楽しむ傾向」と話した。旅行業界ではハイシーズンには海外に行く代わりに都心のホテルで休息を楽しみ、航空チケットが安くなるオフシーズンを選んで旅行に行くケースも増加しているという分析が出ている。