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【取材日記】だれのための「大鐘賞50年」なのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.08 13:17
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ますますもつれる糸を見ているようだ。もつれた糸の絡み合いを解く妙手は見つからない。快刀乱麻の神工はないのだろうか。今年50年を迎えた大鐘賞映画祭の話だ。

知られた通り大鐘賞は韓国映画界最高の行事だ。1962年に始まり97年に通貨危機の余波で授賞式を開催できなかったのを除きその命脈を受け継いできた。2人の男女が聖徳大王神鐘を支えている形のトロフィーは監督・俳優が1度はほしいと思うほどの象徴だ。その上今年は大鐘賞50年。この半世紀の韓国映画界の成就を集約するという意味が大きい。

 
その大鐘賞がこのところ騒がしい。特定個人・団体の利害がかみ合わず法廷争いにまで広がる格好だ。11月1日にKBSホールで予定された今年の授賞式は果たしてまともに行われるのか疑問を感じるほどだ。

これまでの事情はこうだ。クォン・ドンソン前大鐘賞組織委員長がこのほど「今年の映画祭と付帯行事の開催を禁止してほしい」として社団法人大鐘賞映画祭と韓国映画人総連合会を相手取りソウル中央地裁に仮処分申請を出した。彼は「2011年に映画人総連合会と3年間組織委員長を務めることで協約を結びこの2年にわたり行事を進めてきたが年初に映画祭側から一方的に解約された」と主張した。

映画祭側と映画人総連合会側の摩擦も簡単ではない。授賞式を主管してきた連合会側は昨年行事の独立性確保のため運営主体を大鐘賞映画祭側に移管した。ところが連合会の会員の一部がそうした決定は無効だと主張し訴訟を起こし今年初めに勝訴した。こうした渦中で双方は今年の行事をそれぞれ別に準備してきた。連合会関係者は、「双方が立場を調整し近く良い結果が出るだろう」としているがまるで信じられない。

映画祭主催をめぐる政府支援と企業協賛など利権問題が対立の根だ。映画祭の主導権を握ろうとする功名心競争も一役買っている。事実韓国映画を愛する観客の立場ではこうした摩擦に関心を持たなければならない理由はあまりない。少数の映画関係者、それをめぐる周辺の人々の争いと最近急成長した映画業界の間にこれといった関係がないためだ。毎年運営方式と受賞結果をめぐる雑音が絶えなかった大鐘賞を振り返れば、「やっぱりそれならそうなんだろう」という皮肉も出てくるほどだ。

それでももどかしい。今年上半期に56%と世界最高水準の自国映画シェアを誇る韓国映画界を代表する賞ひとつない現実をどのように理解しなければならないだろうか。映画関係者と観客が一緒に楽しむハリウッドのアカデミー賞授賞式をいつまでうらやましがらなければならないのか。観客を主人公に迎える大鐘賞を待望する。

パク・ジョンホ文化スポーツ部門記者

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