【中央時評】電気を分け与えて票を得る国=韓国(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.07 14:13
1970年代の風景の一つが電柱だ。コールタールがたっぷり塗られた長い落葉松。触れば真っ黒なタールが手につく。それでもかまわず町の子どもは速く登る競争をした。下手をすれば手のひらや太ももに容赦なくとげが刺さる。町内の犬の領域表示が集中するところでもあった。時々、町内の子どもや飲酒者も加わった。夏には強烈な人+犬の尿のにおいが鼻を刺した。こうした電柱もない田舎の村は80%ほどだった。
その時代、朴正熙(パク・ジョンヒ)政権の重要事業の一つが農漁村の電化率を高めることだった。電気普及率といえる電化率は都市が100%である半面、田舎は20%にとどまった。70年3月、政府・与党が一致協力して取り組んだ農漁村電化事業は非常に具体的だ。