特許戦にオバマ変数…不利になったサムスン(1)
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.08.05 09:02
昨年8月、陪審員に選ばれた12人の米国市民は「アップルのデザイン特許を侵害したサムスン電子が10兆ウォン(約8900億円)の賠償金を支払うべき」と評決した。また「アップルはサムスンの特許を侵害していない」と決定した。世界情報技術(IT)業界の注目を集めたサムスン-アップル間の特許紛争中、米国の裁判所でだ。
6人の通商・特許分野専門家の考えは違った。米国際貿易委員会(ITC)は今年6月、「サムスンの通信標準特許を侵害したアップルがロイヤルティー交渉に誠実に臨まなかった」とし、iPhone4とiPad2の米国内輸入禁止を勧告した。しかし米政府はこれに拒否権を行使した。自由貿易と知的財産権の尊重を主張する米国の市民と政府の二律背反的な決定に、サムスン電子は少なからず打撃を受けることになった。