中国のオンライン市場で韓国製ベビー用品の販売が急増している。ＫＯＴＲＡ上海貿易館は３０日、「中国オンラインショッピング市場現況とヒット商品分析」と題する報告書で、韓国製の機能性抱っこ紐、母乳保存パック、乳児用洗濯石鹸などが中国最大のオープンマーケット淘宝（タオバオ）で人気を呼んでいると伝えた。このうちＢ＆Ｂのベビー用洗濯石鹸は１カ月の販売実績が１万個を超えるほどだ。

ＫＯＴＲＡ上海貿易館は報告書で、三光（サムグァン）グラスのグラスロックポットやアイエンジェルの機能性抱っこ紐、Ｂ＆Ｂの石鹸、ＪＡＣＯの母乳保存パックなどをよく売れる製品に挙げた。ククの炊飯器も人気製品ランキングに入った。

ＫＯＴＲＡによると、中国のオンライン市場は価格競争が激しいが、中国の消費者は健康と直結した製品に対しては価格より品質を重視するため、ベビー用品の場合は特に輸入製品を多く求める。ＫＯＴＲＡ関係者は、「粉ミルク、ベビー用化粧品はオンライン市場で人気がある輸入品。米プレイドーのカラー粘土、マークの子ども用ブロック、ダノンの粉ミルクは価格が中国製に比べ高いが、不景気にもかかわらず、ステディーセラーとしてオンライン市場で人気が高い」と説明した。

彼は特に「ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーシャンプーに有害物質が含まれているというニュースが伝えられ、韓国製で刺激が少ないＢ＆Ｂのベビー用洗濯石鹸が反射効果を享受し、子どもに飲ませる母乳を直接入れて使う母乳保存パックは安くビニール特有のにおいがしない韓国のＪＡＣＯの製品が歓迎される」と話した。

ＫＯＴＲＡによると中国のオンラインショッピング客は毎年急増している。昨年のオンラインショッピング利用者は２億４２００万人で、２００６年の３３５７万人に比べ８倍に増加した。このうちモバイルショッピング売り上げは２０１１年第１四半期の１０億６０００万元から２０１２年第２四半期には１１６億４０００万元と６四半期連続で３００～５００％の超高速成長を続けている。ＫＯＴＲＡは２０１５年に中国オンライン市場の売り上げが３兆元に達すると予想する。

キム・サンチョル上海貿易館長は、「中国人消費者の韓国製ベビー用品に対する人気を反映し、児童用書籍や学習資料などのニッチ市場を攻略する必要がある」と助言した。