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【時視各角】サッカーはサッカー場で、歴史は教室で(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.30 13:41
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政界もこれに加わる雰囲気だ。国会教育文化体育観光委員会所属のある野党議員は27日、レッドデビルズの横断幕制作計画に制約を加えたサッカー協会を事大主義サッカー行政だと非難した。彼はこれを国政監査で問うと意気込んでいる。韓日戦の余波が国会にも広がっているのだ。

これほどになると、私たちが何か過ちを犯したような気になる。日本側はどうか。日本のある過激ファンは今回も軍国主義時代の旭日旗を持ち出した。彼らはいつも国旗を振ることに何の問題があるのかと抗弁する。しかしこれは相手に全く配慮しない行動だ。日帝の侵略を記憶する人たちにとって旭日旗は明らかに政治的な意味を持つ。本当に国旗を振りたければ日章旗を振ればよいのではないのか。

 
それだけではない。試合終了後、日本のインターネットには韓国人に対して「劣等民族」「姦国」などという表現が次々と出てきた。「今の気分はいかが」と怒らせるコメントはまだ穏やかな方だ。サッカー試合で1度勝ったからといって嫌韓の祭りでも開くつもりなのだろうか。彼らの知的水準や感情表現能力にはただあきれるばかりだ。彼らと争っても同じ水準の人間になるだけだ。彼らは彼らだけの汚水の中で遊ばせよう。

根本的には私たちの心を統制する時になった。日本には絶対負けてはいけないという心理のことだ。民族主義的な意地というか、根拠のない自負心というか、過去の歴史によるコンプレックスというか。これが激しければコンディションが良くても体が硬直する。敗北を客観的に受け入れることも難しくなる。今回負けたのならなぜ負けたのか、冷徹に分析し、次に勝てばよい。度量が狭く意気込むばかりではまたやられる。

なら、もう私たちの監督と若い選手たちにこれ以上の重荷を背負わせるのはやめよう。競技を楽しみながら自分の実力を発揮できるよう、プレッシャーを与えてはいけない。決死戦でもするかのような試合は壮烈だが、楽しいスポーツではない。「韓国は必ず勝たなければいけないという気持ちのためバランスを崩した」という日本の監督の指摘は、それだけに胸を刺す。

ナム・ユンホ論説委員


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