【コラム】日本の中小企業はどのように強くなったか=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.29 15:04
韓国経済で最も脆弱な分野が中小企業だという事実は否認し難い。中小企業だけでも日本レベルに到達すれば、韓国経済は名実共に先進経済と呼ばれるはずだ。朴槿恵(パク・クネ)政権もこの点を知って自ら“中小企業政権”を標ぼうするほど中小企業の育成に力を傾けている。ただし、いかなる方法で育成するのかについての“発展の枠組み”が明確に提示されてはいないようだ。韓国の中小企業育成のためには、日本の中小企業の発展過程に注目する必要がある。日本の中小企業の発展過程でのいくつかの特徴を下記のように指摘してみることにする。
最初に、親企業と下請け企業が経営権を侵害しないレベルで相互出資するようにして利害関係を一致させた後、下請け企業の技術開発過程に親企業が持つ技術開発力を活用するようにした。こうした協力体制の構築は、下請け中小企業の新技術の開発に有利に作用しただけでなく、下請け中小企業の技術開発力を高めることに大きく寄与した。初期には下請け中小企業の製品生産が親企業の設計図によって生産される方式だったが、次第に設計図の開発を下請け中小企業が主導する方式に変化していったという事実がこうした関係を端的にあらわしている。