外来種・温暖化…韓半島の昆虫生態系大混乱
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.25 17:02
京畿道漣川郡(キョンギド・ヨンチョングン)にある1万3200平方メートル(4000坪)の敷地で高麗人参をつくっているチョ・マンソクさん(62)。20日、高麗人参畑でガのようものが飛び回っているのを初めて目撃した。すぐに高麗人参の幹と葉がぐったりし始めた。人参の根まで枯れた。症状は畑のあちこちに広まった。チョさんによれば「害虫がおらず4年間薬剤を一度も使わなかった畑」なのにそうなった。原因はアオバハゴロモの一種。チョさんが見たガのような虫だ。北米に生息するこの虫は2009年、ソウル牛眠山(ウミョンサン)で初めて発見された。主に果物や野菜の樹液を吸い込んでは枯死させた。そうして今は高麗人参畑にまで広がったのだ。
京畿道南揚州市別内面(ナムヤンジュシ・ピョルネミョン)に住むキム・ヨンスクさん(57)の菜園は、最近バッタのような昆虫の襲撃を受けた。最初は2.5~5センチ程度の虫が何匹かぴょんぴょん飛び回っていた。数日間で一気に増えた虫は、ゴマの葉・ネギはもちろん唐辛子の実までかじって食べた。そのため396平方メートル(120坪)のキムさんの菜園は雑草すらなくなった地面になった。虫の正体は在来種のキリギリスの一種。2006年は忠清道(チュンチョンド)の南側にだけ出没して果物畑を荒らしていたが、いつのまにか京畿道中北部まで上がってきた。