【社説】地方自治体の分別越えた世界大会誘致、もう打ち切りに=韓国
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.22 13:04
光州(クァンジュ)広域市が世界水泳選手権大会の2019年開催都市に確定したが、拍手や歓呼の代わりに心配とため息が出てきている。誘致過程で公文書偽造という醜聞があふれ出てきたためだ。光州市が首相と文化観光部長官の職印を偽造し、韓国政府が1億ドルを支援することにしたという虚偽事実を書類に盛り込んだ。文化部はこの事実を知っていながら誘致確定の発表直前まで黙っておき、一歩遅れて姜雲太(カン・ウンテ)光州市長を公文書偽造容疑で告発することにした上、この大会に財政支援をしないと発表した。これについて姜市長は“政治的報復”だとしながら強力に反発しているという。
光州市の書類偽造は、明白な国紀びん乱行為だ。市の立場でいくら大会誘致が切実だとしても決してしてはならないことだった。地方自治体が中央政府の職印を偽造して書類内容を変えれば、韓国政府が保証する書類を誰が信頼するだろうか。国際社会で韓国政府の書類は信じることのできない紙切れ同然に転落するものであり、今後、類似の大会誘致にも悪影響を与えることは明らかだ。