大韓航空・アシアナ航空、不振の貨物実績改善のため総力…リストラなども
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.19 16:54
大韓航空とアシアナ航空が、貨物運送の実績改善のために腕まくりをした。景気低迷が長期化しながら貨物実績が継続して悪化し全体実績に悪影響を及ぼしているためだ。
大韓航空は18日、経営戦略本部長を担当している趙源泰(チョ・ウォンテ)副社長(38)に貨物事業本部長を兼任させた。趙副社長は韓進(ハンジン)グループの趙亮鎬(チョ・ヤンホ)会長(64)の息子で、2004年に大韓航空に入社し旅客事業本部長などを歴任した。 趙副社長に貨物部門を任せたというのはそれだけ貨物業界状況を深刻に見ているという意味だ。大韓航空の関係者は「責任経営の強化を通じて貨物部門の実績を回復させるための措置」と話した。大韓航空はまた、これまで貨物事業本部長だったカン・キュウォン専務(59)をアメリカ地域本部長に転補発令した。航空貨物の最大市場に貨物専門家を送ってその地域の営業力を引き上げるという二重の布石だ。
大韓航空は2004年から6年連続で貨物運送世界1位だった。だが景気低迷が長引き物流量が減る中で2010年に1位となって以降は状況がずっと悪くなっている。業界によれば今年1~5月の大韓航空の総運航便数は昨年同期より2%増えたが、貨物機運航便数はむしろ8%も減った。