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【コラム】日本の漫画『進撃の巨人』シンドローム(1)

ⓒ韓国経済新聞/中央日報日本語版2013.07.17 15:37
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日本の世界的なポップアーティスト村上隆氏は、自称オタク(マニア、特に成人漫画・アニメなどサブカルチャーのマニア)だ。「それならば『進撃の巨人』のような近頃の漫画も見るか」と、最近展示会のために訪韓した彼に質問した。実際『進撃の巨人』はただ例に挙げただけだったのだが、彼は熱を帯びた口調で答えた。

「憂鬱な漫画だ。突然出現した巨人が人間を捕食するのに、なぜそうなのか誰も分からない。漫画自体は独特だけれども、日本でこの漫画が爆発的な人気を呼んだのも独特の現象だ。結局この漫画が日本の若い世代の現実だということだ。人間は巨人から身を守るために積み上げた高い壁に閉じ込められて無気力な生活を送る。その限定された安全でさえ、いつ巨人が壁を取りはらって攻め込むかも知れない恐怖と共存している」。

 
この話を聞くと『進撃の巨人』が韓国の若い層の間でも人気であることが理解できる。彼らも“壁”に囲まれた社会、“良い働き口”が不足して青年の失業が増加し、階層アップが難しくなった、閉じられた社会に生きているではないか。その上、北朝鮮の挑発威嚇、周辺強大国(※皮肉にも『進撃の巨人』が出た日本も含まれる)との政治的摩擦なども、見えない“壁”や“恐怖の巨人”として作用している。

人類は、天地創造のころから巨人を論じてきた。北欧の神話ではウィミルという巨人の体から世界が創造されたし、神々は巨人族と絶えず闘争する。ここでの巨人は巨大な自然のすさまじい力を象徴している。このような理由から『進撃の巨人』は普遍的にアピールする要素を備えている。ところが一方で、数多くの秀作漫画があふれ出る日本でもとりわけ人気を呼んだのは、村上氏の指摘のように“独特の現象”だ。それで韓国の何人かの専門家たちは、最近の日本の政界の軍国主義復活の試みが浮かんでくるようで内心憂慮している。

『進撃の巨人』で主人公エレン・イェーガーは壁の中に閉じ込められた無気力な平和を“家畜の人生”と非難して「壁の外に出て行って戦わなければならない」と叫ぶ。これが今の日本の状況と妙に合致する。日本は第2次世界大戦以後、戦犯国として正式な軍隊がなく米国の防衛の下で過ごしてきた。ところが最近、安倍晋三政権が憲法改正の後に自衛隊を正式な軍隊にしようとする動きを見せていて周辺国の反発をかっている。

(中央SUNDAY第331号)


【コラム】日本の漫画『進撃の巨人』シンドローム(2)

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