「中国が21世紀の韓国を決める」…趙廷來氏が小説で描く経済戦争
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2013.07.17 10:14
「中国の急成長は世界的な問題であり韓国の問題だ。遠くにある米国や欧州よりも近くにある中国が、21世紀の韓国の行く末を決めるだろう」。
経済学者や国際関係専門家の話ではない。大河小説『太白(テベク)山脈』の著者である作家・趙廷來(チョ・ジョンレ)氏(70)の話だ。16日、ソウル太平路(テピョンノ)のプレスセンターで開かれた長編作『ジャングル万里』(出版社ヘナム)の出版記者懇談会で彼は世界の中心に浮上した中国をしっかり読み取ることを強調した。
小説は“世界の市場”となった中国を舞台に、韓国や日本など各国のビジネスマンが繰り広げる経済戦争を描いた。最近3カ月間にポータルサイトのネイバーに連載した原稿をまとめた。小説は『アリラン』の執筆のため1980年代末に中国北東部地域を訪ねた時に企画した。ソ連などの崩壊にもかかわらず健在な中国が彼の好奇心を刺激した。以後、現地取材のために8回以上中国を訪れ、資料調査だけで2年余りの時間を費やした。